それぞれの内発的発展を支援します。
社会に出てから自分の働き方に悩む日々を過ごしていました。このままでいいのだろうか? これまで学んできたことは何であったのか? 自分の原点を確認するため、職場をいったん離れ、アジア諸国、アフリカ諸国、ヨーロッパ諸国の旅にも出ました。
自分の食い扶持は自分で稼ぐことから始めなければいけないと思い、紆余曲折を経て、平成6年3月にピー・エス・サポートを設立しました。私が35歳のときです。「ピー」はパラダイム(paradigm)、「エス」はシフト(sift)の略です。そう、世の中の根底をなす価値観=パラダイムそのものをシフトするという目標を持って仕事に関わりたいということから命名したのです。
社会のパラダイム・シフトをサポートすると大看板を掲げてしまいましたが、日々の仕事の中でこれを実践するには、自分の中にあるパラダイムに気付き、これも同時にシフトしなければいけません。従来のものから脱することだけを目標としたパラダイム・シフトではなく、シフトする方向をきちんと示すと同時に、その新しいパラダイムの中で経営を実践して行く必要があります。
その方向は次のキーワードにあると考えています。「持続可能な地域づくり」「多様性の保全」「異質共存」「全体利益の創造」です。全て自然界の法則にちなんだ用語が並んでしまいました。中でも実践への突破口として、「これまでの利益」(部分利益)の概念を転倒させた「ニュー・プロフィット」「ニュー・ベネフィット」という視点をもつ「全体利益」の在り方に着目しています。
以上のキーワードを含んだ方向性を仮にニュー・パラダイムとして、その経営の在り方を考え、皆様とともに実践していきたいと考えています。
経営コンサルティング事業や調査研究事業を担う支援者として、人・組織・地域に関わる皆様の「それぞれの内発的発展をご支援する」ことを通してニュー・パラダイム社会の起点となる場を構築していく所存です。一緒になって悩み、対話を通して協働すると共に、お力添えのほどよろしくお願い申し上げます。
株式会社ピー・エス・サポート
代表取締役 村 田 元 夫